MLBの最高峰の戦い、ワールドシリーズ。
大谷翔平選手が所属するドジャースの活躍もあり、興味を持った方も多いのではないでしょうか。
しかし、ポストシーズンの仕組みは複雑で、「ワールドシリーズで優勝するには最終的に何勝すればいいの?」と疑問に思うかもしれません。
この記事では、そんな疑問に答えるため、ポストシーズンの仕組みからワールドシリーズのルールまで、分かりやすく解説いたします。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- ポストシーズン全体の流れ
- ワールドシリーズの優勝条件
- 各シリーズの試合形式とルール
- 2025年のポストシーズンの日程


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ワールドシリーズは何回勝てばいいの?優勝までの道のりを解説


- MLBポストシーズンの仕組みとは?
- 全30チームから12チームが進出
- ワイルドカードシリーズの対戦カード
- ディビジョンシリーズを勝ち抜くと
- リーグ優勝決定シリーズ
- 2025年はドジャースなど日本人所属チームも
MLBポストシーズンの仕組みとは?


MLBのポストシーズンとは、レギュラーシーズン終了後に行われる年間王者を決定するためのトーナメントです。
メジャーリーグでは「プレーオフ」とも呼ばれ、厳しいシーズンを勝ち抜いた強豪チームだけが参加できます。
レギュラーシーズンは各チームが162試合を戦いますが、ポストシーズンは一発勝負の緊張感が漂う短期決戦です。
このトーナメントを勝ち進み、最終的に頂点に立ったチームが、その年の最高の栄誉であるワールドシリーズチャンピオンの称号を手にします。
全30チームから12チームが進出
MLBに所属する全30チームのうち、ポストシーズンに進出できるのは、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの各6チーム、合計12チームのみです。
進出チームの選出方法は、以下の2つの枠で決まります。
地区優勝チーム
各リーグは東・中・西の3つの地区に分かれており、それぞれの地区でレギュラーシーズンの勝率が最も高かったチームが「地区優勝チーム」として自動的にポストシーズン出場権を獲得します。
両リーグ合わせて6チームがこの枠で進出します。
ワイルドカードチーム
地区優勝を逃したチームの中で、レギュラーシーズンの勝率が高かった上位3チームが「ワイルドカード」として選出されます。
このワイルドカード枠によって、地区内に強力なライバルがいたために優勝を逃した実力のあるチームにも、ポストシーズンへの挑戦権が与えられる仕組みです。
ワイルドカードシリーズの対戦カード
ワイルドカードシリーズ(WCS)は、ポストシーズンの幕開けを飾る最初のステージです。
このシリーズは3試合制で行われ、先に2勝したチームが次のステージへと駒を進めます。
対戦カードは以下のように組まれます。
- 地区優勝チームの中で最も勝率が低いチーム vs ワイルドカード3位のチーム
- ワイルドカード1位のチーム vs ワイルドカード2位のチーム
なお、地区優勝チームのうち勝率上位の2チームは、このワイルドカードシリーズが免除され、次のディビジョンシリーズからの登場となります。
これはシード権と呼ばれ、レギュラーシーズンで優れた成績を収めたチームへの優遇措置です。
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ディビジョンシリーズを勝ち抜くと
ディビジョンシリーズ(DS)は、ポストシーズンの第2ステージです。
このシリーズからシード権を持つ地区優勝の上位2チームが登場し、ワイルドカードシリーズを勝ち上がってきた2チームと対戦します。
対戦カードは以下の通り。
- 地区優勝チームで最も勝率が高いチーム vs(ワイルドカード1位 vs 2位の勝者)
- 地区優勝チームで勝率2位のチーム vs(地区優勝3位 vs ワイルドカード3位の勝者)
試合は5試合制で、先に3勝したチームが勝利となります。
このステージを突破すると、リーグの頂点を決めるリーグチャンピオンシップシリーズへと進出できます。
リーグ優勝決定シリーズ
リーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)は、その名の通り「リーグ優勝」を決定するシリーズです。
ディビジョンシリーズを勝ち抜いた各リーグの2チームが、ワールドシリーズへの出場権をかけて激突します。
試合は7試合制で行われ、先に4勝したチームがリーグチャンピオンとなります。
アメリカン・リーグの勝者とナショナル・リーグの勝者が、それぞれワールドシリーズへの切符を手にします。
試合形式が7戦4勝制になるため、より総合的なチーム力が問われるステージです。
2025年はドジャースなど日本人所属チームも


2025年のポストシーズンには、日本人選手が所属するチームが多数進出しており、大きな注目が集まっています。
特にナショナル・リーグでは、大谷翔平選手、山本由伸選手に加え、佐々木朗希選手まで在籍するロサンゼルス・ドジャースが西地区優勝を果たしました。
投打の中心選手に日本人が名を連ねるドリームチームであり、日本のファンからは悲願のワールドシリーズ制覇へ大きな期待が寄せられています。
また、ワイルドカードでは今永昇太選手と鈴木誠也選手が所属するカブス、ダルビッシュ有選手と松井裕樹選手が所属するパドレスも進出を決めています。
アメリカン・リーグでも、レッドソックスの吉田正尚選手がワイルドカードでの進出を果たしており、各チームでの日本人選手の活躍から目が離せないポストシーズンとなりそうです。
ワールドシリーズは何勝したら優勝できる?


- ワールドシリーズの試合形式
- 優勝に必要なのは何勝?
- ホームアドバンテージの決め方
- 2025年のポストシーズン日程
- まとめ:ワールドシリーズは何回勝てば良い?
ワールドシリーズの試合形式
ワールドシリーズ(WS)は、MLBのポストシーズンの最終決戦であり、年間チャンピオンを決定する最高の舞台です。
このシリーズでは、アメリカン・リーグのチャンピオンシップシリーズを勝ち上がったチームと、ナショナル・リーグのチャンピオンシップシリーズを勝ち上がったチームが対戦します。
まさに、両リーグの王者が激突する頂上決戦であり、世界中の野球ファンが注目する一大イベントです。
優勝に必要なのは何勝?
ワールドシリーズで優勝するために必要な勝利数は4勝です。
シリーズは7試合制(7-game series)で行われ、先に4勝を挙げたチームがワールドシリーズチャンピオンとなります。
必ずしも7試合すべてが行われるわけではなく、どちらかのチームが4勝した時点でシリーズは終了します。
例えば、4勝0敗や4勝1敗で決着がつくこともあります。
この7戦4勝先取という形式は、短期決戦の面白さと、チームの実力が反映されやすいバランスの取れたルールと考えられています。
ホームアドバンテージの決め方
ワールドシリーズにおけるホームアドバンテージ、つまり本拠地で1試合多く試合ができる権利は、レギュラーシーズンでの勝率が高い方のチームに与えられます。
試合の開催地は「2-3-2」フォーマットで行われます。
これは、勝率が高いチームの本拠地で最初の2試合を行い、次に相手チームの本拠地で3試合、そして最後に再び勝率が高いチームの本拠地で残りの2試合を行うという形式です。
本拠地での声援は選手にとって大きな力となるため、このアドバンテージはシリーズの行方を左右する重要な要素の一つです。
2025年のポストシーズン日程
2025年のポストシーズンは9月30日のワイルドカードシリーズから始まり、ワールドシリーズは10月24日に開幕します。
2025年のポストシーズン全日程の概要は以下の通りです。
MLBポストシーズン2025 日程表
シリーズ名 | リーグ | 日程 |
ワイルドカードシリーズ | ア・リーグ & ナ・リーグ | 9月30日(火) ~ 10月2日(木) |
ディビジョンシリーズ | ア・リーグ | 10月4日(土) ~ 10月10日(金) |
ナ・リーグ | 10月4日(土) ~ 10月11日(土) | |
リーグチャンピオンシップシリーズ | ア・リーグ | 10月12日(日) ~ |
ナ・リーグ | 10月13日(月) ~ | |
ワールドシリーズ | – | 10月24日(金) ~ 11月1日(土) |
ワールドシリーズの具体的な日程は以下の通りです。
- 第1戦:10月24日(金)
- 第2戦:10月25日(土)
- 第3戦:10月27日(月)
- 第4戦:10月28日(火)
- 第5戦:10月29日(水) ※
- 第6戦:10月31日(金) ※
- 第7戦:11月1日(土) ※
※4勝先取のため、第5戦以降は開催されない場合があります。
まとめ:ワールドシリーズは何回勝てば良い?


この記事では、ワールドシリーズで優勝するために何勝必要か、そしてそこに至るまでのポストシーズンの仕組みについて解説しました。
最後に、重要なポイントをまとめます。
- MLBのポストシーズンは全12チームで争われる
- 各リーグから地区優勝3チームとワイルドカード3チームが進出
- 初戦はワイルドカードシリーズで3戦2勝制
- 次はディビジョンシリーズで5戦3勝制
- リーグの王者を決めるのがリーグチャンピオンシップシリーズ
- リーグチャンピオンシップシリーズは7戦4勝制
- ワールドシリーズはMLBの年間王者決定戦
- アメリカン・リーグとナショナル・リーグの優勝チームが対戦
- ワールドシリーズは何回勝てば良いかという問いの答えは4勝
- 試合は7戦制で行われ4勝先取したチームが優勝
- ホームアドバンテージはレギュラーシーズンの勝率で決まる
- 試合は2-3-2形式で開催される
- 2025年のポストシーズンには多くの日本人選手が出場予定
- ドジャースやパドレス、カブスなどが注目チーム
- ポストシーズンの仕組みを理解するとMLB観戦がもっと楽しくなる
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