2023年WBCで14年ぶりの優勝を果たした侍ジャパンが、2026年大会での連覇を目指しています。
井端弘和監督のもと新体制となり、大谷翔平選手のキャプテン就任も噂される中、どのような選手が代表入りするのでしょうか。
メジャーリーグで活躍する日本人選手やNPBの若手有望株を含め、2026年WBC日本代表メンバーを詳しく予想してみます。
- WBC 2026は2026年3月に開催予定、日本は連覇を目指す
- 井端弘和監督のもと新体制でチーム作りが進行中
- 大谷翔平選手がキャプテン就任し二刀流での出場が有力
- メジャー組とNPB選手のバランスが重要な選考ポイント
- アメリカ代表ジャッジ選手らとの激戦が予想される
- 若手選手の台頭により世代交代も注目される

WBC 2026の基本情報と日本代表の概要

WBC 2026は野球の世界一決定戦として、世界中の注目を集める大会です。
日本代表「侍ジャパン」は前回大会の優勝チームとして、連覇への期待が高まっています。
WBC 2026の開催地と日程スケジュール
項目 | 詳細 |
---|---|
開催時期 | 2026年3月予定 |
参加国数 | 20か国 |
日本の組 | プールC(オーストラリア、韓国、チェコ、タイ) |
突破条件 | 各プール上位2チームが次ラウンド進出 |
決勝会場 | アメリカ(予定) |
WBC 2026は2026年3月の開催が予定されており、日本はプールCに振り分けられています。
同組にはオーストラリア、韓国、チェコ、タイが入り、上位2チームが次のラウンドに進出する仕組みです。韓国との対戦は毎回注目を集める好カードとなるでしょう。
侍ジャパン2026の基本情報と井端弘和監督体制
侍ジャパンの監督は、前回大会を指揮した栗山英樹監督から井端弘和監督にバトンタッチされました。
井端弘和監督は現役時代に内野手として活躍し、細かな戦術と選手とのコミュニケーションを得意とする指導者です。
井端弘和監督の特徴は、データ分析を重視しながらも選手の個性を活かす指導方針にあります。
現役時代には中日ドラゴンズで長年プレーし、2007年には日本代表としてもWBCに出場した経験があります。この経験を活かし、国際大会特有のプレッシャーや環境変化に対応できるチーム作りを進めています。
前回優勝からの変更点と新たなチーム作り
2023年WBC優勝時から3年が経過し、チーム構成にも変化が生まれています。
前回大会で活躍した中村悠平選手や山田哲人選手らベテラン勢の年齢を考慮し、若手選手の積極的な登用が予想されます。
特に注目されるのは、大谷翔平選手のキャプテン就任です。アメリカ代表がアーロン・ジャッジ選手をキャプテンに指名したことを受け、日本代表も大谷翔平選手にキャプテンマークを託す可能性が高まっています。
大谷翔平選手のリーダーシップのもと、より結束力の強いチームが期待されます。
【投手編】WBC 2026日本代表メンバー予想してみた!

WBC 2026の日本代表投手陣は、メジャーリーグとNPBの実力者が混在する豪華な布陣となる見込みです。
特に先発投手陣の充実ぶりは他国を圧倒する戦力といえるでしょう。
大谷翔平・山本由伸らメジャー組の参加予想
メジャーリーグで活躍する日本人投手の参加が、日本代表の戦力を大きく左右します。特に大谷翔平選手、山本由伸選手、今永昇太選手の3人は確実に代表入りが予想される投手です。
メジャー組投手予想メンバー
選手名 | 所属チーム | ポジション | 特徴 |
---|---|---|---|
大谷翔平 | ドジャース | 先発・DH | 二刀流のエース |
山本由伸 | ドジャース | 先発 | 精密なコントロール |
今永昇太 | カブス | 先発 | 前回決勝先発の左腕 |
菊池雄星 | エンジェルス | 先発 | 左腕のベテラン |
千賀滉大 | メッツ | 先発・リリーフ | お化けフォーク |
大谷翔平選手は前回大会同様、投手と打者の二刀流での起用が濃厚です。
2024年からドジャースに移籍し、投手としての復帰も果たしていることから、WBC 2026では先発投手としての出場も期待されます。山本由伸選手も同じくドジャースに所属し、メジャーリーグでの経験を積んでいます。
菊池雄星選手は前回大会には参加しませんでしたが、本人の意欲も高く今回は参加の可能性があります。千賀滉大選手も前回大会で活躍した実績があり、再び代表入りが期待される投手です。
NPB先発投手陣の有力候補と選考ポイント
NPBからの先発投手選出では、現在の成績と将来性のバランスが重要な選考ポイントとなります。特に注目されるのが高橋宏斗選手と才木浩人選手です。
高橋宏斗選手は中日ドラゴンズのエースとして、NPBでトップクラスの成績を残しています。
制球力と多彩な変化球を武器とし、国際大会でも通用する投球内容を見せています。才木浩人選手は阪神タイガースの主力投手として、ストレートとフォークボールの組み合わせで強打者を抑え込む能力があります。
宮城大弥選手はオリックス・バファローズの左腕として注目され、若さと勢いがある投手です。佐々木朗希選手も千葉ロッテマリーンズのエースとして、前回大会から成長した姿を見せることが期待されます。
リリーフ陣の構成予想とクローザー候補
リリーフ陣では経験豊富な投手と勢いのある若手投手のバランスが重要です。特にクローザーには栗林良吏選手が最有力候補として挙げられます。
栗林良吏選手は広島東洋カープの守護神として、安定した成績を残し続けています。
前回大会でもクローザーを務め、重要な場面で結果を残した実績があります。セットアッパーには大勢選手や平良海馬選手が候補に挙がり、左のリリーフ投手として宮城大弥選手や桐敷拓馬選手の起用も考えられます。
伊藤大海選手は北海道日本ハムファイターズのリリーフエースとして、長いイニングも短いイニングもこなせる貴重な存在です。国際大会の経験も豊富で、チームの勝利に貢献できる投手として期待されます。
【野手編】WBC 2026日本代表メンバー予想してみた!

野手陣では前回大会の主力選手に加え、新たな顔ぶれの台頭が注目されます。
特に若手選手の成長と海外組の参加状況が、チーム構成を大きく左右するでしょう。
捕手・内野手のポジション別メンバー予想
捕手では若月健矢選手が最有力候補として浮上しています。
オリックス・バファローズの正捕手として安定した成績を残し、国際大会での経験も積んでいます。坂倉将吾選手は広島東洋カープの主力捕手として、打撃力の高さが魅力です。
内野手予想メンバー
ポジション | 有力候補 | 所属チーム | 特徴 |
---|---|---|---|
一塁手 | 岡本和真 | 巨人 | 長打力抜群 |
一塁手 | 村上宗隆 | ヤクルト | ホームラン王 |
二塁手 | 牧秀悟 | DeNA | バランス型 |
二塁手 | 小園海斗 | 広島 | ユーティリティ |
三塁手 | 佐藤輝明 | 阪神 | 若手の大砲 |
遊撃手 | 村林一輝 | 阪神 | 守備の名手 |
内野手では岡本和真選手と村上宗隆選手の両方が選出される可能性が高く、起用法が注目されます。
両選手とも2024年シーズン途中に怪我で離脱していましたが、8月には復帰を果たしています。牧秀悟選手は前回大会でも活躍した実績があり、安定感のある二塁手として期待されます。
遊撃手では村林一輝選手が最有力候補です。阪神タイガースでは三塁手として起用されることが多いものの、本来の遊撃手として代表では起用される見込みです。
小園海斗選手は複数のポジションを守れるユーティリティプレーヤーとして、チームにとって貴重な存在となるでしょう。
外野手・DH候補の顔ぶれと起用法
外野手陣は前回大会からの継続組が中心となる見込みです。鈴木誠也選手、吉田正尚選手、ラーズ・ヌートバー選手、近藤健介選手の4人は、ほぼ確実に代表入りが予想されます。
鈴木誠也選手はボストン・レッドソックスでメジャーリーグ3年目を迎え、安定した成績を残しています。
パワーと勝負強さを兼ね備えた右翼手として、チームの中軸を担います。吉田正尚選手もボストン・レッドソックスで活躍し、高い出塁率と勝負強い打撃が魅力です。
ラーズ・ヌートバー選手はセントルイス・カージナルスの主力外野手として、メジャーリーグでもレギュラークラスの実力を示しています。前回大会では日本代表として大きな注目を集め、ファンからも愛される存在となりました。
ヌートバー・近藤健介ら海外組の参加状況
海外組の参加状況は、チーム全体の戦力に大きな影響を与えます。ラーズ・ヌートバー選手と近藤健介選手は、前回大会でも重要な役割を果たした選手です。
近藤健介選手は福岡ソフトバンクホークスに復帰してからも安定した成績を残しており、代表復帰が期待されます。大谷翔平選手とも親交があり、チーム内でのコミュニケーター的な役割も期待されます。
一方で、桑原将志選手のような新たな海外組候補も注目されます。桑原将志選手は横浜DeNAベイスターズで好成績を残しており、空振りの少ない打撃スタイルは国際大会でも有効とされています。
注目選手とスタメン予想オーダー

WBC 2026で最も注目される選手や、実際のスタメンオーダーがどのようになるかを予想してみます。特に大谷翔平選手の起用法と若手選手の抜擢が焦点となるでしょう。
大谷翔平キャプテンの二刀流起用と打順予想
大谷翔平選手のキャプテン就任は、チーム全体にとって大きな意味を持ちます。
アメリカ代表がアーロン・ジャッジ選手をキャプテンに据えたことで、両チームのエース対決という構図がより鮮明になります。
大谷翔平選手の起用法については、投手として先発登板しながら、指名打者として打席にも立つ二刀流での起用が濃厚です。前回大会では主に指名打者として出場し、クローザーとしても登板しましたが、今回は先発投手としての起用も期待されます。
打順については1番打者としての起用が有力視されています。出塁率の高さと長打力を活かし、試合序盤から相手投手にプレッシャーをかけることができます。また、より多くの打席に立つことで、チームの得点機会を増やすことも期待されます。
村上宗隆・岡本和真ら主力打者の復調状況
村上宗隆選手と岡本和真選手は、2024年シーズン序盤から怪我に悩まされていましたが、8月には両選手とも復帰を果たしています。WBC 2026開催時点での状態が、代表選出に大きく影響するでしょう。
村上宗隆選手は2022年シーズンに56本塁打を記録し、日本プロ野球界を代表する長距離砲として知られています。三塁手としての守備も安定しており、クリーンナップの一角を担うことが期待されます。
岡本和真選手も読売ジャイアンツの主砲として、安定した長打力を誇ります。一塁手としての守備も堅実で、チームの勝利に貢献できる選手です。両選手が揃って代表入りすれば、日本の打線は非常に強力なものとなるでしょう。
若手有望株の代表初選出可能性
若手選手の台頭も2026年大会の見どころの一つです。特に胸山拓真選手や泉口友汰選手といった20代前半の選手が、代表初選出の可能性を秘めています。
胸山拓真選手は千葉ロッテマリーンズの正捕手として、打撃面でも大きな成長を見せています。若さと勢いがあり、国際大会での経験を積ませる意味でも代表入りが期待されます。
内野手では太田椋選手や泉口友汰選手が候補に挙がります。
太田椋選手は東京ヤクルトスワローズで二塁手として活躍し、バランスの取れた能力が評価されています。泉口友汰選手は遊撃手として守備力の高さが注目されており、将来の代表候補として期待される存在です。
日本代表の連覇への道のりと戦力分析

WBC 2026で日本代表が連覇を達成するためには、他国の戦力向上への対応が必要不可欠です。
特にアメリカ代表の本気度の高さと、中南米諸国の充実ぶりが大きな脅威となるでしょう。
アメリカ代表ジャッジ擁する最強軍団との対戦予想
アメリカ代表は前回大会の決勝で敗れた悔しさを胸に、2026年大会への本気度を示しています。
アーロン・ジャッジ選手をキャプテンに据え、マイク・トラウト選手、ムーキー・ベッツ選手といったスーパースターの参加も表明されています。
アメリカ代表予想主力選手
ポジション | 選手名 | 所属チーム | 特徴 |
---|---|---|---|
外野手 | アーロン・ジャッジ | ヤンキース | キャプテン、本塁打王 |
外野手 | マイク・トラウト | エンジェルス | 球界最高の選手の一人 |
内野手 | ムーキー・ベッツ | ドジャース | 攻守に優れた万能選手 |
一塁手 | ブライス・ハーパー | フィリーズ | 強打の一塁手 |
外野手 | タッカー | アストロズ | 若手の強打者 |
投手陣も充実しており、スペンサー・ストライダー選手やディラン・シーズ選手といった若手エースに加え、経験豊富なベテラン投手の参加も予想されます。
前回大会では投手陣の駒不足が指摘されましたが、今回はその反省を活かした強力な布陣が期待されます。
ドミニカ・プエルトリコなど強豪国の脅威度
中南米諸国の戦力向上も日本代表にとって大きな脅威です。特にドミニカ共和国代表は、監督にアルベルト・プホルス氏が就任することが決まっており、選手の参加意欲も高まっています。
ドミニカ共和国代表にはフラディミール・ゲレーロ・ジュニア選手、フェルナンド・タティス・ジュニア選手といった若手スター選手の参加が予想されます。プエルトリコ代表もフランシスコ・リンドーア選手を中心とした強力な布陣が組まれる見込みです。
これらの国々は、メジャーリーグで活躍する選手が多数在籍しており、日本代表にとって手強い相手となることは間違いありません。特に打撃力の高さは脅威的で、日本の投手陣にとって大きな試練となるでしょう。
侍ジャパンが連覇を達成するための課題と戦略
日本代表が連覇を達成するためには、いくつかの課題をクリアする必要があります。最も重要な課題は、ピッチクロック(投球間隔制限)への対応です。
メジャーリーグで導入されているピッチクロックは、WBC 2026でも採用される予定です。メジャーリーグ経験のある投手は慣れていますが、NPB専属の投手にとっては新たな挑戦となります。佐々木朗希選手のような若手投手も、この制度への適応が求められるでしょう。
もう一つの課題は、国際球の使用です。WBCでは統一球が使用されるため、普段とは異なるボールへの対応が必要です。特に投手にとっては、握り感や飛び方の違いが成績に直結するため、事前の調整が重要になります。
戦略面では、相手チームの徹底的な分析と対策が必要です。
前回大会では栗山英樹監督の緻密な戦術が功を奏しましたが、井端弘和監督もデータ分析を重視する指導者として知られています。相手打者の弱点を突いた配球や、効果的な代打・代走の起用など、細かな戦術が勝敗を左右するでしょう。
連覇への最大の武器は、やはり投手陣の層の厚さです。先発から中継ぎ、抑えまで世界トップクラスの投手が揃っており、この投手王国の強みを最大限に活かすことが重要です。打撃陣も大谷翔平選手を中心とした強力な布陣が組めるため、総合力では他国を上回る戦力を有しています。
予想スタメンオーダー
打順 | ポジション | 選手名 | 期待される役割 |
---|---|---|---|
1番 | 指名打者 | 大谷翔平 | キャプテン、チームの顔 |
2番 | 中堅手 | ヌートバー | つなぎ役、盗塁 |
3番 | 右翼手 | 鈴木誠也 | 中軸の一角 |
4番 | 左翼手 | 吉田正尚 | 勝負強い打撃 |
5番 | 三塁手 | 村上宗隆 | 長打力の象徴 |
6番 | 一塁手 | 岡本和真 | 安定した長打力 |
7番 | 二塁手 | 牧秀悟 | バランス型 |
8番 | 捕手 | 坂倉将吾 | 打てる捕手 |
9番 | 遊撃手 | 村林一輝 | 守備の要 |
このオーダーであれば、上位打線で得点を重ね、中軸で確実に返すという理想的な攻撃パターンが期待できます。また、各ポジションで高い守備力を誇る選手が揃っており、投手陣をしっかりとサポートできるでしょう。
WBC 2026での日本代表の戦いは、野球日本代表史上最も注目される大会の一つとなることは間違いありません。連覇という重圧に負けることなく、世界一の座を守り抜いてほしいと願っています。