WBCは何年ごとに開催される?開催地はどこか徹底解説!

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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は世界最高峰の野球国際大会として、多くの野球ファンが注目する大会です。しかし「WBCは何年ごとに開催されるのか」「次回はいつなのか」という疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、WBCの開催周期から次回大会の詳細、過去の大会振り返りまで、WBCの開催スケジュールに関するすべての情報を詳しく解説します。

目次

WBCは何年ごとに開催される?開催周期の基本情報

WBCの開催周期について詳しく解説します。基本的な開催間隔から過去の実績、そして周期変更の背景まで、WBCの開催スケジュールを理解するための重要な情報をまとめています。

WBCの開催周期は3年に一度が基本

WBCは基本的に3年に一度開催される野球の国際大会です。 2009年の第2回大会以降、この3年周期での開催が定着しており、現在もこの周期が維持されています。

ただし、新型コロナウイルス感染症の影響により、2021年に予定されていた第5回大会は2023年に延期となりました。このような特殊な事情を除けば、WBCは一貫して3年ごとの開催を基本としています。

過去のWBC開催年と次回予定

これまでのWBC開催実績と今後の予定を時系列でまとめると以下のようになります。

回数開催年優勝国開催国
第1回2006年日本アメリカ・日本・プエルトリコ
第2回2009年日本アメリカ・日本・プエルトリコ・メキシコ・カナダ
第3回2013年ドミニカ共和国アメリカ・日本・プエルトリコ・台湾
第4回2017年アメリカアメリカ・日本・韓国・メキシコ
第5回2023年日本アメリカ・日本・台湾
第6回2026年未定アメリカ・日本・プエルトリコ

次回の第6回WBC 2026年大会は、2026年3月に開催予定となっています。

開催周期が変更された経緯と理由

WBC創設当初は明確な開催周期が定められていませんでしたが、第2回大会以降に3年周期が確立されました。

3年周期が採用された主な理由:

  • 選手の負担軽減とコンディション調整期間の確保
  • 複数国共催による大会運営準備期間の必要性
  • 他の国際スポーツ大会との差別化
  • 商業的価値の維持と希少性の確保

次回WBCはいつ開催?2026年大会の詳細情報

次回のWBC 2026年大会について、開催時期から会場、準備状況まで最新情報をお伝えします。野球ファンが気になる詳細を網羅的に解説します。

次回WBC 2026年大会の開催時期

次回のWBC 2026年大会は、2026年3月に開催される予定です。 具体的な開催日程は2026年3月上旬から中旬にかけての約3週間程度と想定されています。

これまでの大会と同様に、メジャーリーグのスプリングトレーニング期間中の開催となるため、各国のプロ野球シーズン開幕前の時期での実施となります。

WBC 2026年の開催地と会場

WBC 2026年大会の開催国はアメリカ、日本、プエルトリコの3か国です。

主要開催地と会場:

  • 日本:東京ドーム(全6大会連続開催の唯一の球場)
  • アメリカ:複数都市での開催、決勝戦はローンデポ・パーク(マイアミ)
  • プエルトリコ:ヒラム・ビソーン・スタジアム(サンフアン)

次回大会に向けたスケジュールと準備状況

WBC 2026年大会に向けた準備は既に始まっています。

予選大会のスケジュール:

  • 2025年2月:第1回予選
  • 2025年3月:第2回予選
  • 本戦出場権:予選12チーム中4チームが獲得

日本代表(侍ジャパン)は前回優勝国として本戦出場権を既に確保しており、2025年後半から代表候補選手の選考が開始される予定です。

前回WBC 2023年大会の振り返りと日本代表の活躍

前回のWBC 2023年大会では日本が劇的な優勝を果たしました。大会の概要から日本代表の戦績、注目選手の活躍まで詳しく振り返ります。

WBC 2023年大会の開催時期と結果

WBC 2023年大会は2023年3月8日から3月21日まで開催され、日本が3大会ぶり3度目の優勝を果たしました。

決勝戦では大谷翔平選手がマイク・トラウト選手を三振に打ち取る劇的なフィニッシュで世界中の野球ファンに強い印象を残しました。

日本代表メンバーと侍ジャパンの戦績

栗山英樹監督率いる日本代表は7戦全勝という完璧な成績で優勝を達成しました。

日本代表の大会成績:

試合対戦相手スコア会場
1次ラウンド中国8-1東京ドーム
1次ラウンド韓国13-4東京ドーム
1次ラウンドチェコ10-2東京ドーム
1次ラウンドオーストラリア7-1東京ドーム
準々決勝イタリア9-3東京ドーム
準決勝メキシコ6-5マイアミ
決勝アメリカ3-2マイアミ

大谷翔平とダルビッシュ有の活躍ハイライト

大谷翔平選手は大会最優秀選手(MVP)に選出され、投打両面で日本の優勝に貢献しました。

主力選手の大会成績:

選手名ポジション主な成績
大谷翔平投手/指名打者打率.435、防御率1.86、11奪三振
ダルビッシュ有投手2試合先発、防御率1.64
村上宗隆内野手準決勝サヨナラ打

特に決勝戦での大谷翔平選手とマイク・トラウト選手の対決は、WBC史上最も劇的な場面として記憶されています。

WBC開催周期の歴史と変遷

WBCは2006年の創設以来、大会形式や参加国数を改良しながら発展してきました。開催周期の背景にある理由や他の国際大会との違いを解説します。

第1回WBC(2006年)から現在までの開催実績

WBCは2006年に第1回大会が開催されてから、2023年まで5回の大会が実施されています。

各大会の発展
  • 第1回(2006年):16か国参加、日本が初代チャンピオン
  • 第2回(2009年):ダブルイリミネーション方式導入、日本連覇
  • 第3回(2013年):初の予選制度導入、28か国参加
  • 第4回(2017年):リーグ戦方式復活、アメリカ初優勝
  • 第5回(2023年):本戦20か国に拡大、日本が3度目の優勝

なぜ3年周期に設定されているのか?

WBCの3年周期は、選手の負担軽減、大会運営の質向上、商業的成功の3つの要因から決定されています。

  • 選手の負担軽減:年間を通じてハードなプロ野球スケジュールへの配慮
  • 大会運営の準備期間:複数国共催による複雑な準備作業への対応
  • 商業的価値:希少価値の維持とスポンサー投資価値の向上

オリンピックやワールドカップとの開催時期の違い

WBCは他の主要国際スポーツ大会とは異なる独自の開催周期を採用しています。

サッカーワールドカップは4年周期、オリンピックも4年周期ですが、WBCは野球特有の事情を反映した3年周期となっています。

開催時期も他の大会が夏季開催を基本とする中、WBCは各国プロ野球リーグとの調整により3月開催を採用しています。放送局にとって投資価値の高いコンテンツとして位置づけられています。

実際、2023年大会では163の国と地域で63のメディアパートナーを通じて13言語で放送され、推定1億ドルの収益を上げました。

オリンピックやワールドカップとの開催時期の違い

WBCは他の主要国際スポーツ大会とは異なる独自の開催周期を採用しています。

サッカーワールドカップは4年周期で開催され、夏季オリンピックと同様に世界最大級のスポーツイベントとして位置づけられています。これらの大会は各国が4年をかけて代表チームを強化し、選手のピークを合わせる戦略を採用しています。

一方、WBCの3年周期は野球特有の事情を反映しています。野球は他のスポーツと比較して選手寿命が長く、技術的な成熟に時間を要するスポーツです。また、投手の負担が特に大きいため、頻繁な国際大会参加は選手生命に直結する問題となります。

オリンピックの野球競技は2008年北京大会を最後に正式競技から外れ(2021年東京大会で一時復活)、現在は継続的な開催が保証されていません。このような状況下で、WBCは野球界にとって最も重要で継続性のある国際大会として機能しています。

また、開催時期についても大きな違いがあります。オリンピックやワールドカップは夏季開催が基本ですが、WBCは各国のプロ野球リーグスケジュールとの調整により3月開催となっています。これにより、最高レベルの選手が参加可能な環境を整えています。

WBC日程と日本戦の観戦ガイド

WBC期間中の日本戦観戦に必要な情報をまとめました。スケジュールから時差対応、チケット購入方法まで、観戦を楽しむためのガイドです。

WBC期間中の日本戦スケジュール

2026年大会では、日本は1次ラウンドを東京ドームで戦い、その後の成績によって準々決勝以降の会場が決定されます。

一般的な日本戦のスケジュール:

  • 1次ラウンド:4試合(グループ内の他4チームとの対戦)
  • 準々決勝:1試合(1次ラウンド突破の場合)
  • 準決勝:1試合(準々決勝突破の場合)
  • 決勝:1試合(準決勝突破の場合)

時差を考慮した日本での視聴時間

WBC準々決勝以降は海外開催となるため、日本での視聴時間が深夜や早朝になる場合があります。

主要開催地との時差:

  • 日本開催:時差なし
  • アメリカ東海岸(マイアミなど):日本時間+14時間
  • アメリカ西海岸(ロサンゼルスなど):日本時間+17時間
  • プエルトリコ:日本時間+14時間

2023年大会の決勝戦では、延べ約1億人がテレビ観戦したと推定されています。

WBC観戦のためのチケット情報と入手方法

日本開催試合のチケットは抽選による先行販売が一般的です。

チケット価格帯(2023年大会参考):

席種価格帯
内野指定席S15,000円〜25,000円
内野指定席A12,000円〜18,000円
外野指定席8,000円〜12,000円
自由席5,000円〜8,000円

海外開催分のチケットは現地のチケット販売会社や球場の公式サイトで購入可能です。

詳細は下記記事をご覧ください。

>WBCのチケットの取り方を徹底解説

WBC出場国とメンバー選考の仕組み

WBCへの出場条件や各国の代表選考方法について解説します。日本代表(侍ジャパン)の選考基準も詳しくご紹介します。

>>2026年のWBCスタメン予想はこちら

WBC参加国の選出基準と資格

WBC 2026年大会には20か国が本戦に出場し、そのうち16か国は前回大会の成績による招待国、4か国は予選通過国となります。

本戦出場権確保国(16か国):

  • 前回ベスト8:日本、アメリカ、メキシコ、キューバ、ベネズエラ、プエルトリコ、オーストラリア、イタリア
  • 地域予選枠:韓国、台湾、オランダ、イスラエル、カナダ、コロンビア、ドミニカ共和国、イギリス

残る4枠は2025年の予選大会で決定され、12か国が地域別予選を通じて本戦出場権を争います。

各国代表メンバーの選考方法

各国の代表メンバー選考は、それぞれの国の野球連盟や協会が独自の基準を設けて実施しています。

WBCでの出場資格
  1. 当該国の国籍を持っている
  2. 当該国の永住資格を持っている
  3. 当該国で出生している
  4. 親のどちらかが当該国の国籍を持っている
  5. 親のどちらかが当該国で出生している
  6. 当該国の国籍またはパスポートの取得資格がある
  7. 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録されたことがある

これらの条件のいずれか一つでも満たしていれば、その国の代表として出場可能です。

日本代表(侍ジャパン)の選考基準

日本代表の選考は、日本野球機構(NPB)が設置する「侍ジャパン強化委員会」が中心となって行います。

選考の基本方針:

  • 日本国籍を有する選手が対象
  • メジャーリーグ、NPB、海外リーグを問わず最高レベルの選手を選考
  • 直近の競技成績、国際大会実績、ポジションバランスを総合評価
  • 選手の調整状況と参加意思を重視

選考プロセス(2023年大会参考):

  1. 候補選手リストアップ(大会の約6か月前)
  2. 強化試合での査定(大会の約3-4か月前)
  3. 第1次選考発表(大会の約2か月前)
  4. 最終選考・メンバー発表(大会の約1か月前)

WBCは単なる野球の試合を超えて、世界最高レベルの選手たちが国の威信をかけて戦う特別な舞台です。3年に一度だからこその価値ある瞬間を、2026年大会でも多くの野球ファンと共に見届けましょう。日本代表の連覇達成に期待が高まります!!

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この記事を書いた人

外資系企業のメディア担当として、海外サッカーやMLB関係の記事を多数執筆。プロ野球では中日ドラゴンズのファンを20年間継続しており、浅尾選手をリスペクトしています。野球専門メディアとして、12球団の最新情報や大谷選手特設ページなどの情報をたくさん更新していきます。

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