藤浪晋太郎のメジャーでのあだ名は「火炎放射器」|命名理由を解説

DeNA_藤浪晋太郎ニックネーム

阪神タイガースからメジャーリーグのオークランド・アスレチックスに移籍した藤浪晋太郎選手に、アメリカの大手メディアから特別なあだ名が付けられました。

それが「火炎放射器(フレイム・スロワー)」です。この印象的なニックネームは、藤浪晋太郎選手の投球スタイルと能力を象徴するものとして、ファンや野球関係者の間で大きな話題となっています。

当記事のポイント
  • 藤浪晋太郎選手のメジャーでのあだ名は「火炎放射器(フレイム・スロワー)」
  • NBC、CBS等の米大手放送局が命名
  • 102.6mph(約165.1km/h)の剛速球が由来
  • ファンの反応は賛否両論(ポジティブ50%、ネガティブ30%、中立20%)
  • 阪神時代には定着したニックネームがなかった
  • 今後の活躍次第で愛称として定着する可能性
目次

藤浪晋太郎のメジャーでのあだ名は「火炎放射器」!その由来とは?

項目詳細
選手名藤浪晋太郎
メジャーでのニックネーム火炎放射器(フレイム・スロワー)
所属チームオークランド・アスレチックス
前所属阪神タイガース
最高球速記録102.6mph(約165.1km/h)
命名メディアNBC、CBS等の米大手メディア
ニックネーム誕生時期2023年春季キャンプ中
阪神時代のニックネーム特に定着したものなし

藤浪晋太郎選手のメジャーリーグでのあだ名「火炎放射器(フレイム・スロワー)」は、アメリカの主要メディアによって命名されました。このニックネームには、藤浪晋太郎選手の投球特徴と能力が込められており、単なる愛称以上の意味を持っています。

米メディアが命名した「フレイム・スロワー(火炎放射器)」の意味

NBC、CBSといったアメリカの放送局大手が揃って藤浪晋太郎選手を「火炎放射器(Flamethrower)フジナミ」と表現したことで、このニックネームが広まりました。

フレイム・スロワーという表現は、メジャーリーグにおいて非常に速い球を投げる投手に対して使われる専門用語でもあります。

火炎放射器というニックネームは、藤浪晋太郎選手の特徴である速く力強いストレートと、意図せずとも高めに集まってしまうボールの傾向を指して付けられました。

投球の激しさや威力が、まるで火炎放射器のように見えることから、アメリカのメディアがこの表現を選んだのです。このニックネームは刺激的で攻撃的な印象を与え、藤浪晋太郎選手の持つパワフルさを的確に表現しています。

102.6mph(約165km/h)の剛速球が生んだニックネーム

藤浪晋太郎選手が「火炎放射器」と呼ばれる最大の理由は、その圧倒的な球速にあります。

メジャー移籍後初のホールドを記録した際に、最高球速となる102.6mph(約165.1km/h)を記録したことで、このニックネームの妥当性が証明されました。

100マイル(約161km/h)を超える直球は、メジャーリーグにおいても特別な存在です。藤浪晋太郎選手の剛速球は、まさに火炎放射器から放たれる炎のような勢いと破壊力を持っており、相手打者にとって脅威となる武器です。

この速球こそが、アメリカのメディアが「フレイム・スロワー」という表現を選んだ決定的な理由といえるでしょう。

阪神時代にはなかった特別なあだ名の誕生

興味深いことに、藤浪晋太郎選手には阪神タイガース時代、これといったニックネームや愛称がありませんでした。日本のプロ野球界では、多くのスター選手に印象的なあだ名が付けられることが一般的ですが、藤浪晋太郎選手の場合は定着したニックネームがない状況が続いていました。

アスレチックスの入団会見では、藤浪晋太郎選手自身が富士山にかけて「フジと呼んで」とアピールしましたが、結果的にメディアが付けた「火炎放射器」の方が強烈な印象を与えました。

メジャーリーグに移籍したことで、藤浪晋太郎選手は初めて本格的なニックネームを手に入れたのです。

「火炎放射器」藤浪晋太郎にファンはどう反応した?

「火炎放射器」というニックネームは、ファンの間でさまざまな反応を呼び起こしました。このあだ名に対する受け止め方は人によって大きく異なり、賛否両論の声が上がっています。

「炎上」を連想するファンの複雑な心境

「火炎放射器」という表現を聞いた多くの日本のファンが真っ先に連想したのは、野球用語の「炎上」でした。

炎上には「投手が大量失点する」という意味があり、藤浪晋太郎選手の阪神時代の苦労を知るファンにとっては複雑な気持ちを抱かせるニックネームとなりました。

ファンの反応タイプ主な意見
ネガティブ反応「炎上を連想する」「不吉なニックネーム」
ポジティブ反応「かっこいい」「パワフルさが伝わる」
中立的反応「様子見」「活躍次第」

SNSでは「『炎』といえば炎上を連想してしまう」「阪神時代の藤浪を隠喻した『火炎放射器』か?」といった書き込みが見られ、ファンの間でざわつきが起こりました。

往年の野球ファンの中には、「炎のストッパー」と呼ばれた津田恒実選手を思い浮かべる人もいましたが、多くの場合は炎上というネガティブなイメージが先行したのです。

藤浪晋太郎の歴代あだ名と「火炎放射器」の違い

藤浪晋太郎選手のニックネームの変遷を見ると、日本とアメリカでの評価や期待の違いが明確に表れています。

特に「火炎放射器」というあだ名は、これまでとは全く異なる性格を持っています。

阪神時代は定着したニックネームがなかった理由

藤浪晋太郎選手が阪神タイガースでプレーしていた期間中、印象的なニックネームが定着しなかった理由はいくつか考えられます。

まず、成績の浮き沈みが激しく、一貫した活躍を続けることが難しかったことが挙げられます。ニックネームが定着するためには、その選手の特徴的なプレーや性格が安定して発揮される必要があります。

また、日本のプロ野球界では「ゴジラ」「おかわり君」「熱男」といった、名前を出さなくても選手の顔がイメージできるような愛称を定着させるのは非常に困難です。

キャッチーな言葉を多くのメディアが追随して使い、なおかつその選手が継続的に活躍し続ける必要があるからです。藤浪晋太郎選手の場合、潜在能力は認められていたものの、安定した成績を残せなかったことが、ニックネーム定着の妨げとなっていました。

「フジ」から「火炎放射器」への変化の背景

藤浪晋太郎選手は、アスレチックスの入団会見で「フジと呼んで」とアピールしました。

これは富士山の「フジ」にかけたもので、親しみやすく覚えやすいニックネームを狙ったものでした。しかし、実際にメディアや ファンの間で広まったのは、アメリカの大手メディアが付けた「火炎放射器」の方でした。

この変化の背景には、アメリカのスポーツメディアの特徴があります。アメリカでは、選手の能力や特徴を直接的で印象的な表現で表すことが好まれます。

「フジ」という穏やかな表現よりも、「火炎放射器」という力強くインパクトのある表現の方が、藤浪晋太郎選手の100マイル超の剛速球という武器を適切に表現していると判断されたのです。

メジャーリーガーのニックネーム文化との関係

メジャーリーグには、選手の特徴的な能力やプレースタイルを表現する豊富なニックネーム文化があります。「火炎放射器」という表現も、この文化の中で生まれたものです。

特に投手に関しては、球速や投球スタイルを表現する様々なニックネームが存在しており、速球派投手に対して「フレイム・スロワー」という表現が使われることは珍しくありません。

メジャーリーグの有名なニックネーム例

選手名ニックネーム由来・特徴
大谷翔平ショータイム、リアル二刀流二刀流の才能と華麗なプレー
ノーラン・ライアンエクスプレス100mph超の剛速球
ランディ・ジョンソンビッグユニット203cmの長身から繰り出す球
ペドロ・マルティネスペドロ小柄ながら圧倒的な球威
藤浪晋太郎火炎放射器(フレイム・スロワー)102.6mph剛速球の威力

大谷翔平選手の成功例を見ても、「リアル二刀流」「ショー(翔)タイム」といった印象的なニックネームが、メディアによって作られ、広く使われるようになりました。これらの愛称は流行語大賞になるほどの社会的な影響力を持ちました。藤浪晋太郎選手の「火炎放射器」も、同様にアメリカのスポーツメディア文化の産物といえるでしょう。

「火炎放射器」が象徴する藤浪晋太郎のメジャーでの評価

「火炎放射器」というニックネームは、単なる愛称以上に、藤浪晋太郎選手に対するメジャーリーグでの評価と期待を象徴しています。このあだ名の背景には、アメリカ野球界の藤浪晋太郎選手に対する具体的な評価があります。

NBC・CBSなど米大手メディアが注目する理由

NBC、CBSといったアメリカの放送局大手が藤浪晋太郎選手に注目し、「火炎放射器」というニックネームを付けた理由は明確です。

まず、100マイル(約161km/h)を超える直球を投げる能力は、メジャーリーグにおいても希少な才能だからです。このレベルの球速を持つ投手は限られており、自然とメディアの注目を集めることになります。

さらに、藤浪晋太郎選手の身長198cmという恵まれた体格も、アメリカのメディアにとって魅力的な要素です。

この体格から繰り出される剛速球は、視覚的にも非常にインパクトがあり、「火炎放射器」という表現にふさわしい迫力を持っています。アメリカのスポーツメディアは、こうした分かりやすい特徴を持つ選手を積極的に取り上げる傾向があります。

100マイル超の直球への期待と評価の変化

藤浪晋太郎選手が記録した102.6mph(約165.1km/h)という球速は、メジャーリーグでも特別な数字です。

この記録は、メジャー移籍後初のホールドを記録した際に達成されたもので、「火炎放射器」というニックネームの正当性を証明する結果となりました。

100マイルを超える直球を持つ投手は、メジャーリーグにおいて非常に価値の高い存在です。特にリリーフ投手として、短いイニングで最大限の威力を発揮できる能力は、チームにとって重要な戦力となります。

藤浪晋太郎選手の剛速球は、まさにこの期待に応えるものであり、「火炎放射器」という表現が投手としての価値を適切に表現していることを示しています。

阪神時代の苦労からメジャーでの再評価へ

藤浪晋太郎選手の阪神タイガース時代は、確かに苦労の連続でした。制球に苦しみ、期待に応えられない時期が長く続きました。しかし、メジャーリーグに移籍したことで、全く新しい評価を受けることになりました。

アメリカの指導者や評価者は、過去の成績よりも現在の能力と将来の可能性に注目する傾向があります。

藤浪晋太郎選手の持つ100マイル超の剛速球という武器は、過去の制球難を帳消しにするほどの価値があると評価されています。「火炎放射器」というニックネームは、この再評価の象徴ともいえるでしょう。

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この記事を書いた人

外資系企業のメディア担当として、海外サッカーやMLB関係の記事を多数執筆。プロ野球では中日ドラゴンズのファンを20年間継続しており、浅尾選手をリスペクトしています。野球専門メディアとして、12球団の最新情報や大谷選手特設ページなどの情報をたくさん更新していきます。

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