こんにちは。速報BASEBALLの運営者です。
2025年のワールドシリーズが劇的な幕切れを迎えましたね。
今回のワールドシリーズのMVP2025は誰だったのか、その結果が気になって検索された方も多いと思います。
特に、最終戦までもつれた激闘の中で、どの選手がMVPに選ばれたのか、そして大谷翔平選手や他の日本人選手の活躍はどうだったのか、知りたい情報がたくさんありますよね。
この記事では、2025年のワールドシリーズMVPに輝いた選手の圧巻の成績から、MVPの賞金や副賞、さらには歴代の受賞者一覧まで、気になる情報を詳しくまとめていきます。
速報ネコ今回のポストシーズンは面白すぎて、ずっとニュースに釘付けでした!
プロ野球も最高ですけど、メジャーリーグは見応えが半端ない。
- 2025年ワールドシリーズMVPの全登板成績
- MVP選出の決め手となった伝説的な登板
- 大谷翔平選手や他のヒーローの活躍
- MVPの副賞や歴代受賞者一覧


ワールドシリーズのMVP2025は山本由伸投手


2025年のワールドシリーズMVP、その栄冠はロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手に輝きました。
彼がなぜMVPに選ばれたのか、その圧巻のパフォーマンスとシリーズでの貢献度を詳しく見ていきましょう。
MVPは誰?山本由伸の全登板成績
まずは、山本由伸投手がワールドシリーズで見せた圧巻の成績を見てみましょう。
今回のシリーズで山本投手は3試合に登板。その内訳は先発2試合、リリーフ1試合でした。
| 試合 | 日時 | 役割 | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 奪三振 | 投球数 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第2戦 | 10月26日 | 先発 | 9.0 | 4 | 1 | 1 | 8 | – | 勝利 (完投) |
| 第6戦 | 11月1日 | 先発 | 6.0 | 5 | 1 | 1 | 6 | 96 | 勝利 |
| 第7戦 | 11月2日 | リリーフ | 2.2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 34 | 勝利 |
| 合計 | – | – | 17.2 | 10 | 2 | 2 | 15 | – | 3勝0敗 |
3試合に登板して、なんと3勝0敗、防御率1.02という驚異的な数字です。これは本当に信じられない成績かなと思います。
この活躍により、山本投手は日本人選手としては2009年の松井秀喜氏以来、史上2人目のワールドシリーズMVP受賞者となりました。
さらに、投手としては日本人史上初の快挙であり、日本の野球史に新たな1ページを刻みましたね。
流れを変えた第2戦の圧巻の完投
山本投手のMVPを語る上で欠かせないのが、まず第2戦のピッチングです。
ドジャースは初戦、ブルージェイズ打線に打ち込まれて4対11で大敗。非常に重苦しい雰囲気で敵地での第2戦を迎えました。
この大事な試合で先発した山本投手は、9回を投げ抜き、わずか4安打1失点という圧巻の投球で完投勝利を収めます。ワールドシリーズでの完投勝利は、なんと2015年のジョニー・クエト以来10年ぶりという快挙でした。
この1勝がなければ、シリーズの流れは完全にブルージェイズに行っていたかもしれません。まさにチームを救う、エースの投球でしたね。
伝説となった第7戦の魂のリリーフ
そして、彼のMVPを決定づけたのが、最終第7戦での伝説的なリリーフ登板です。
私自身、この展開は本当に鳥肌が立ちました。
山本投手は、前日の第6戦(敵地)で先発し、チームを勝利に導くために96球を投げていました。当然、最終戦の登板はないと誰もが思っていたはずです。
しかし試合は4対4の同点で9回裏、ブルージェイズの攻撃へ。ドジャースはここで1アウト満塁という絶体絶命のサヨナラ負けのピンチを迎えます。ここでマウンドに上がったのが、なんと休養日なしの山本由伸投手でした。
現代野球では考えられない連投でしたが、山本投手はこのピンチを内野ゴロによる本塁封殺と、センターのアンディ・パヘス選手のフェンス激突スーパープレーで切り抜けます。
その後、延長10回も三者凡退に抑えると、11回表にウィル・スミス選手の勝ち越しホームランが飛び出します。その裏、山本投手は再びピンチを招きますが、最後は併殺打に打ち取り、2.2回を無失点に抑えてリリーフで勝利投手に。
第7戦の奇跡的な勝利
- 8回:マンシーがソロHRで反撃開始
- 9回表 2死:ロハスが起死回生の同点ソロHR
- 9回裏 1死満塁:山本由伸が登板。パヘスの好捕で無失点
- 11回表 2死:スミスが決勝ソロHR
- 11回裏:山本由伸がピンチを招くも併殺打で試合終了
試合後、山本投手は「ブルペンに行くまで投げられるか自信がなかった」「少年野球に戻ったような気持ちだった」と語っていましたが、まさにエースの魂が乗り移ったような、歴史に残る投球でした。
大谷翔平のワールドシリーズでの貢献


山本投手がMVPを獲得しましたが、もちろん大谷翔平選手の貢献も計り知れないものがありました。
打者としては、シリーズ7試合で打率.333、3本塁打、OPS 1.278という驚異的な成績をマーク。
特に延長18回に及んだ第3戦では、相手バッテリーから徹底的に勝負を避けられ、ポストシーズン史上最多となる1試合4つの申告敬遠を記録しました。いかに相手に恐れられていたかが分かりますね。
投手としては、第4戦と第7戦に先発しました。第4戦では敗戦投手となり、第7戦でも3回途中で降板と、マウンドでは苦しい結果だったかもしれません。
しかし、その第7戦では投手として降板した後も打者として出場し、2安打を放っています。
ワールドシリーズ第7戦で先発登板し、かつマルチヒットを記録したのは、1934年のディジー・ディーン以来、実に91年ぶりの歴史的快挙だったそうです。
ドジャースの勝利の方程式
今回のシリーズは、大谷翔平という絶対的な存在が相手の警戒を一身に引きつけ、その隙を山本由伸投手や他の選手たちが突いて試合を決める、というドジャースの総合力の高さが光ったシリーズだったかなと思います。
日本人選手2人目となる歴史的快挙
前述の通り、山本由伸投手のワールドシリーズMVP受賞は、2009年にニューヨーク・ヤンキースで受賞した松井秀喜氏以来、16年ぶり史上2人目の快挙です。
そして、投手としては日本人史上初。これは本当にすごいことですね。
また、2025年のドジャースは、シーズン途中に故障から復帰した佐々木朗希投手がリリーフとしてポストシーズンで貢献したり、第7戦の最後を守備固めで締めたのが韓国出身の金河成(キム・ヘソン)選手だったりと、アジア人選手の活躍が非常に目立ちました。
まさにドジャースのグローバル戦略が実を結んだ優勝でした。
なぜ山本由伸はMVPに選ばれたか
大谷選手も素晴らしい活躍でしたが、なぜ山本由伸投手がMVPに選ばれたのでしょうか。私なりに理由をまとめてみました。
圧倒的な「勝利」への貢献度
まず、シンプルに1人で3勝を挙げたことです。これは2001年のランディ・ジョンソン以来の偉業であり、チームの4勝のうち3勝を稼ぎ出したインパクトは絶大です。
シリーズの流れを変えた重要度
初戦大敗後の第2戦を、10年ぶりの完投勝利でタイに戻したこと。ここで負けていれば、シリーズは一方的な展開になっていた可能性も高いです。
伝説的なインパクト
そしてやはり、第6戦先発勝利の翌日、第7戦でリリーフ登板して勝利投手になるという、漫画のような超人的なパフォーマンスが、選考者の心を掴んだ最大の理由かなと思います。
山本投手に投じられた12年総額3億2500万ドルという巨額契約が、これ以上ない最高の形で正当性を証明された瞬間でしたね。
ワールドシリーズのMVP2025と激闘の軌跡


山本投手のMVPは、球史に残る激闘の末に生まれました。ドジャースがいかにして連覇を達成したのか、対戦相手のブルージェイズとの死闘や、MVP以外のヒーローたちにも焦点を当てて振り返ります。
シリーズ結果はドジャースが劇的連覇


2025年のワールドシリーズは、ロサンゼルス・ドジャースがトロント・ブルージェイズを4勝3敗で下し、見事に栄冠を手にしました。
この勝利は、ドジャースにとって球団史上初となるワールドシリーズ連覇(Back-to-back)の達成となりました。
メジャーリーグ全体で見ても、1998年〜2000年のヤンキース以来、実に25年ぶり。21世紀に入ってからは初の連続優勝チームとなり、まさに「ドジャース王朝」の幕開けを印象付けましたね。
2025年ワールドシリーズ 全試合結果
- 第1戦:ブルージェイズ 11 – 4 ドジャース
- 第2戦:ドジャース 5 – 1 ブルージェイズ(山本 完投勝利)
- 第3戦:ドジャース 6 – 5 ブルージェイズ(延長18回)
- 第4戦:ブルージェイズ 6 – 2 ドジャース(大谷 敗戦投手)
- 第5戦:ブルージェイズ 6 – 1 ドジャース(ブルージェイズ王手)
- 第6戦:ドジャース 3 – 1 ブルージェイズ(山本 勝利投手)
- 第7戦:ドジャース 5 – 4 ブルージェイズ(延長11回 / 山本 勝利投手)
対戦相手ブルージェイズとの死闘
ドジャースの連覇は、決して簡単なものではありませんでした。対戦相手のトロント・ブルージェイズも本当に強かったです。
ブルージェイズがワールドシリーズに出場するのは、1993年以来、実に32年ぶりのことでした。彼らは第5戦を終えた時点で3勝2敗とドジャースを追い詰め、世界一に王手をかけていました。
最終第7戦でも、ボー・ビシェット選手が大谷投手から先制の3ランホームランを放つなど、最後まで王者を苦しめました。ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア選手やビシェット選手を中心とした打線は強力で、まさに紙一重の差だったと思います。
MVPを支えたドジャースのヒーロー
今回のシリーズは、山本投手や大谷選手だけでなく、多くのヒーローが生まれました。
ウィル・スミス
第7戦の延長11回表、2アウトから決勝点となるソロホームランを放ちました。これがなければ、山本の3勝目もありませんでした。
ミゲル・ロハス
第7戦の9回表、2アウト。世界一まであと2アウトと追い詰められた場面で、起死回生の同点ソロホームラン。シリーズの流れを劇的に変えた一発でした。
アンディ・パヘス
第7戦の9回裏、1アウト満塁のピンチで、サヨナラ負けかという大飛球をフェンスに激突しながらキャッチ。このスーパープレーがなければ、その時点で試合は終わっていました。
こうした選手たちの土壇場での活躍があったからこそ、山本由伸投手のMVPが輝いたんですね。
MVPの賞金は?副賞についても解説
さて、ワールドシリーズMVPを受賞すると、どれくらいの賞金がもらえるのか、気になりますよね。
実は、MLBからMVP賞自体に直接支払われる賞金というのは設定されていないそうです。
ただし、多くの選手は所属チームや個人スポンサーとの契約の中に、MVPのような名誉ある賞を獲得した場合のボーナス条項を設けているのが一般的です。
山本投手にも、契約に基づいたボーナスが支払われる可能性は高いかなと思います。
詳細は下記の記事も読んでみてください!


ボーナス額について
これらの契約ボーナスの金額は、基本的に公表されません。あくまで一般的な仕組みとして、そういったボーナスが存在すると理解しておくのが良いですね。
賞金とは別に、伝統的な副賞もあります。
長年、MLBの公式自動車スポンサー(現在はシボレー)から、受賞者に新車が贈られるのが恒例となっています。過去にはコルベットやカマロといったスポーツカーが贈られてきました。
また、受賞者にはもちろんトロフィーも贈られます。2017年からは、伝説の名選手ウィリー・メイズの「ザ・キャッチ」を模したブロンズ像のトロフィー(ウィリー・メイズMVPアワード)となっています。
歴代ワールドシリーズMVP一覧
最後に、山本由伸投手の受賞を記念して、2005年以降の歴代ワールドシリーズMVP受賞者を一覧で振り返ってみましょう。
| 年度 | 選手名 | チーム | ポジション |
|---|---|---|---|
| 2025 | 山本 由伸 | ロサンゼルス・ドジャース | 投手 |
| 2024 | フレディ・フリーマン | ロサンゼルス・ドジャース | 一塁手 |
| 2023 | コーリー・シーガー | テキサス・レンジャーズ | 遊撃手 |
| 2022 | ジェレミー・ペーニャ | ヒューストン・アストロズ | 遊撃手 |
| 2021 | ホルヘ・ソレア | アトランタ・ブレーブス | 外野手 |
| 2020 | コーリー・シーガー | ロサンゼルス・ドジャース | 遊撃手 |
| 2019 | スティーブン・ストラスバーグ | ワシントン・ナショナルズ | 投手 |
| 2018 | スティーブ・ピアース | ボストン・レッドソックス | 一塁手 |
| 2017 | ジョージ・スプリンガー | ヒューストン・アストロズ | 外野手 |
| 2016 | ベン・ゾブリスト | シカゴ・カブス | 二塁手 |
| 2015 | サルバドール・ペレス | カンザスシティ・ロイヤルズ | 捕手 |
| 2014 | マディソン・バムガーナー | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 投手 |
| 2013 | デビッド・オルティス | ボストン・レッドソックス | 指名打者 |
| 2012 | パブロ・サンドバル | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 三塁手 |
| 2011 | デビッド・フリース | セントルイス・カージナルス | 三塁手 |
| 2010 | エドガー・レンテリア | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 遊撃手 |
| 2009 | 松井 秀喜 | ニューヨーク・ヤンキース | 指名打者 |
| 2008 | コール・ハメルズ | フィラデルフィア・フィリーズ | 投手 |
| 2007 | マイク・ローウェル | ボストン・レッドソックス | 三塁手 |
| 2006 | デビッド・エクスタイン | セントルイス・カージナルス | 遊撃手 |
| 2005 | ジャーメイン・ダイ | シカゴ・ホワイトソックス | 外野手 |
こうして見ると、そうそうたるメンバーが並んでいますね。
2014年のマディソン・バムガーナー投手も、山本投手と同じように歴史的な投球でMVPに輝いたのが思い出されます。
ワールドシリーズ mvp 2025の総括


今回のワールドシリーズのMVP2025は、山本由伸投手の獲得という、記録にも記憶にも残る、本当に素晴らしいものになりましたね。
日本人投手として史上初、1シリーズ3勝、そして第6戦先発からの第7戦リリーフ勝利という、後世まで語り継がれるであろう伝説的な活躍でした。
そして、ドジャースの球団史上初、21世紀初の連覇という偉業。大谷翔平選手や佐々木朗希投手といった日本人選手の活躍がファンとしては嬉しい限りです。
来シーズン、ドジャースが3連覇を達成できるのか、そして山本投手、大谷投手がどんな活躍を見せてくれるのか、今から目が離せませんね!
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